( ꒪⌓꒪) ゆるよろ日記

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初心者がビリヤードを楽しむためのいくつかのTips

たまには技術ネタ以外のことも書いてみようと思って、かつてA級いまC級の俺が、初心者向けのビリヤードの楽しみ方を書いてみようと思います。


飲み会の二次会などで「ちょっと遊んでみよう」となったときに、ビリヤードは手軽にやれる遊びだと思うので、何度か行ったことのある人も多いと思います。
しかし、上級者のように思った通りに玉をポケットに入れるのは、思ったより難しいものです。


ここでは、ビリヤードをもっと楽しめるようなちょっとしたコツを紹介してみます。

的玉の狙い方

(ポケット)ビリヤードは、手玉(白い玉)をキューで撞いて、的玉(数字が書いてある玉)をポケットに入れるゲームです。


手玉と的玉とポケットが一直線に配置されている場合は、そのまままっすぐ撞けば良いのですが、下の写真のように、手玉と的玉とポケットに角度がついている場合は、どのように狙えばよいか、わからない人も多いと思います。


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ビリヤードをやっている人は、大体以下のようなやり方で、的玉を狙っているのです。

イメージボールを置く

以下の写真のように、的玉(①番)とポケットを結ぶ直線の真後ろに、もう一つ的玉(⑫番)を置いてみましょう。このもう一つの的玉を「イメージボール」と呼びます。的玉をポケットするには、このイメージボールにぴったり重なるように、手玉を当てるとよいのです。


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試しに、上の写真のように、二つの的玉がポケットに向かって一直線に並んでいる状態で、手玉を⑫番に当てて見ましょう。⑫番のどこに手玉が当たろうと、①番はポケットされるハズです。


このような状態を、「①番は死んでいる」といい、トリックショットなどでよく利用される原理なのです。

3cm後ろの原理

原理としては、イメージボールと手玉を重ねるように当てれば的玉はポケットされるのですが、慣れないウチはなかなかイメージボールを上手く想像できないものです。

実は、イメージボールを上手く想像するためのちょっとしたコツがあるのです。
それが「3cm後ろの原理」です。


下の図を見てください。この図は、的玉とイメージボールを並べた際に、イメージボールの中心がどこにあるのかを示したものです。


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イメージボールの中心は、的玉の中心とポケットを結んだ直線の、約3cm後ろになることがわかると思います。


つまり、的玉の3cm後ろを狙って撞けば、自然とイメージボール通りに狙ったことになるのです!

フォームについて

ビリヤードのフォームは、個人の体型によって様々なのですが、基本となる構え方を紹介します。

横向きに立つ

自分が撞こうと思っている方向に対して、真横を向いて立った状態で顔だけ左を向いた状態で、狙いを決めるようにすると、スムーズに構えることが出来ます。


ラインに対して体が正面を向いていると、自分の胴体が邪魔になってスムーズにキューを振ることができないのです。

構える前に

どこに向かって撞くかは、構えに入る前に決めておきます。構えに入ってからは、キューを振る右手以外は一切動かしてはいけません。
体を動かすと、最初に狙ったラインからずれてしまいます。


構えに入ってから、まっすぐに見えない、狙いが間違っていると感じたら、一度立ち上がって狙いをつけるところからやり直すようにした方が良いでしょう。

まっすぐ見る


構えに入ったときに、視線とキューの向きと手玉を撞く方向がまっすぐにそろっていることが重要です。
まっすぐに構えた時の視界は、こんな感じになります。


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視線とキューの向きがそろっていない場合は、こんなふうに見えるはずです。


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ポイントは、鼻筋のラインにそってキューが向いているかを意識すると良いでしょう。

ブリッジ

左手のブリッジは、しっかりとキューを締めるように組みます。ブリッジがしっかりしていないと、撞くときにキューがぶれてしまい、狙った所に手玉を運べません。


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ただ、慣れていないとブリッジをしっかり組めないと思うので、もっと簡単なオープンブリッジというものを紹介します。


やり方は簡単で、手のひらをつけて親指を上に向け、親指と手の甲の隙間にキューを置くだけです。


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このオープンブリッジでも充分しっかり撞けますし、実際ほとんどのショットをこのオープンブリッジで済ませてしまうプレイヤーもいます。

まっすぐ振る

慣れていないうちは、なかなかキューをまっすぐ振ることは出来ないでしょう。
自分が思っているよりかなりゆっくりとキューを振ると、まっすぐ振れているかがわかりやすいです。

的玉を撞くくらいの気持ちで撞く

キューは、手玉を突き抜けて的玉を撞くくらいの気持ちで、しっかりと奥までつっこんで撞きます。


下の写真で、⑤番が手玉だとして、手玉の先の20cmくらいまでキューをつっこむイメージが良いでしょう。


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撞いた後は

剣道の残心のように、撞き終わってからすぐに顔をあげずに、ゆっくり「1・2・3」と3秒数えるまでは構えを解かないようにしましょう。


すぐに顔を上げてしまうと、自分が狙った所に手玉を運べたかがわかりにくくなりますし、撞いた瞬間に体を動かすと狙いがずれてしまいます。

連続してポケットするために


上級者が、次々と連続してポケット出来るのは、もちろん技術もありますが、連続して入れるために配置を考えているからなのです。


実例を元に考え方を紹介します。

手玉と的玉は90度に分離する

的玉とあった後に手玉がどの方向に進むのか、実はちゃんとした法則があるのです。


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上の図にあるとおり、的玉と当たった後の手玉は、的玉の進行方向に対して90度の角度の方向に進みます。

⑧番でフリーボールをもらったら?


ナインボールで対戦をしているときに、相手がファールなどを犯して、自分がフリーボール(手玉を好きな位置に置いてよい)を得たとしましょう。
配置はこのような状況です。


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⑧番を入れるだけなら、下の写真のように、ポケットと⑧番がまっすぐになるように手玉を置くでしょう。


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で、このまま⑧番をポケットしたとしましょう。配置はどのようになるでしょうか?


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この配置では、⑨番をポケットすることは難しいでしょう。では、どうすれば良かったのでしょうか?


手玉は的玉の進行方向の90度に向かうことを思い出してください。的玉をポケットした後に、⑨番が入れやすい位置に手玉が向かえば良いわけです。


具体的には、⑧番に対してほんのちょっとだけ角度を付けて手玉を置きます。


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このまま⑧番をポケットすると手玉は⑨番を入れやすい位置に向かいます。
結果、このような配置になって⑨番をポケットしやすくなりました。


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このように、次に有利な位置に手玉を運ぶことを「ネクスト(ダシ)を考える」といい、的玉に対して角度を付けて手玉を配置することを「フリをつける」といいます。

まとめ

他にも、いろいろ紹介したいことがあるのですが、長くなるのでやめておきます。


ビリヤードは、ある程度的玉をポケットできるようになると面白くなってきます。ちょっとしたコツで、ポケット出来る確率が上がりますし、上達も早くなりますので、今度是非試してみてください!


かつて俺がなんちゃってA級としてまじめにビリヤードやってたころのなごりがここにあります><
ゆろよろ日記(ビリヤード)